あう農園と「田わわ」について

あう農園全景

鬼北きほくで農業をして生きていく」

そんな園主・有田豊史の希望から、平成22年8月、夫婦で愛媛県松山市から鬼北町へとUターン。

鬼北町は愛媛県西南部に位置し、西は宇和島市、東は高知県に接しています。

周囲を山々に囲まれた中山間地域で、「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川の一大支流・広見川をはじめ、いくつもの河川が町内を流れる自然豊かな町です。

その豊かな自然がお米を美味しく育てます。

そんな故郷で園主・有田の米作りが始まりました。有田は非農家の出身ですが、知人や親族の協力を得て水田約2ヘクタールで栽培を開始。

手探りの状態での就農でしたが、町内の多くの先輩農業者から惜しみなく「米づくりの極意」を教えていただき、妥協しない米作りに取り組んできました。その結果、少しずつ栽培面積も増えました。

現在では、飯用うるち米(もち米含む)25ヘクタール、加工用米4ヘクタール、飼料用米4ヘクタール、WCS(飼料稲)2ヘクタール、冬季の大麦若葉5ヘクタールのほか、野菜やゆず等の栽培にも取り組んでいます。また、機械を大型化したこともあり、地域の中でお米の作業受託も40ヘクタールほど請け負っています。

「農業を、地域を、信用を、次代につなぐために」

農業を営む中で強く感じたことは「地域の農地を守るためには耕作者の数を増やす必要がある」ということ。特に若い農業の担い手を確保し、育てていかなくてはなりません。その受け皿づくりと、就農者の安定した生活基盤確保が重要な課題です。

そこで課題解決の方法として平成29年、あう農園を法人化。経営の右腕、左腕となってともに仕事をしてくれる若き仲間にも出会うことができ、その仲間に次の経営を任せるために、さらに経営を安定・拡大させていきます。

作業委託してくださった地域の地主さんの期待に応え、信用を次につないでいくために、株式会社あう農園は地域の担い手として故郷の鬼北町を守ってまいります。さらには、関わってくれるみんなが協力して笑顔で農業を“生業”とできるよう、覚悟を持って取り組む決意です。

田わわのお米

当社のオリジナル精米ブランド「田わわ」®はそんな決意が詰まったお米。次の世代へ伝える農業を「田わわ」を通して多くのお客様に知っていただけると幸いです。

 

園主及びスタッフ紹介